古典で日本を代表するような鍼灸師「なぜ虚実補瀉とか言わないでマクロファージとかおっしゃってるんですか?」
川井院長「うーん、鍼灸師と思えないような私ですが、30歳を超えたときに椎間板ヘルニアの患者さんばっかり。腰、首、これを治さないと生きていけない。
そして椎間板ヘルニアの鍼治療が完成したら、日本で1番、椎間板ヘルニアの手術をしているというお医者さんが患者さんとしておいでになり、治療が終わった後『えらい楽になったけどどんな理屈なんですか?』と聞かれ
私(川井院長)はいつも素人の患者さん、お医者さんにわかるように古典的な言葉を使わない。
『飛び出た髄核は痛みが取れると食細胞(マクロファージ)の力で自然吸収してくれる。
コロナウイルスもそうでしょう?第一段階で自然免疫のマクロファージが強い人は一気に治ってしまう。』
何しろマクロファージと鍼治療、そして私。
そんな感じでいつもマクロファージをだして説明する。
陰と陽、補瀉をだすなんてことはない。それでいいんじゃないかな。
治ればそれでいいんですよ。あんまり理屈を言うのは好きじゃないんだよね。故高倉健さんが多くをしゃべらないように、あまりたくさん説明すると自分自身がわからなくなって治ればそれでいいんじゃないかな。
どうですか究極の鍼の先生、こんな答えでお許し下さい。イメージと鍼、こんなこと言ってる私は少し説明不足のことが多い、と自分でも感じているんです。」
