3日間、日・月・火と久々の連休。
体のために散歩。
いつもより長い散歩しながら六本木のビルの谷間のイタリアンレストランのテラスに引き込まれるように入った。店のスタッフも慣れたもの。
「この席空いてますよ。」
今日はビールをちょっと一杯だけ。なんとすごいところだろう、そよ風、鳥の鳴き声、水の音、座った途端に幸せ気分。
鍼灸学校時代の友人、中島君がハワイに行くと言うので横浜から船で行くのを見送りながら21歳になっていた私は、鍼とカイロプラクティックと言う治療室を六本木に開いた。
でも患者さんは来ない。初寿司と言うお寿司屋さんの女将と縁があり、毎日のように往診を頼まれた。それからその店に金もないのによく行くようになった。すべてツケだった。
「出世払いでいいよ!」と言われ、毎日指圧で呼んでもらった。
鳴かず飛ばずの毎日が続く中でいろんなお客さんと親しくなり弁当屋の社長に「川井先生忙しそうですねぇ、ビラ配り」日常を見られている。そしてもう1人の漬物屋の社長「あなたの仕事は楽だねぇ。鍼1本、ポンっと打てばいいんだから。」これにはちょっとムカっときた。
「あなた漬物は、塩をパラパラっとかけてそれで終わりですか?暑い時期とか寒い時期とか違うでしょう?」
漬物屋の社長「これは1本とられた!」
そんな会話の中で青春を送っていました。

PR