「色んな治療院に行ってるんですが、痛みと痺れが取れないんです。」
病院に行ったら、腰椎の2番3番、3番4番にヘルニア、4番5番は脊柱管狭窄、5番と仙骨はヘルニアと言われたんです。
「うつ伏せになってください。」
「うつ伏せには痛くてなれません。」
「5分でいいから。」
やっとの思いでうつ伏せ。
『うつ伏せになれないということは、股関節も悪いということですよ。股関節もしっかり治療すると痛みもかなり取れるから。
しかし派手にいろんなところが悪いね。
これはどうしたって10回から20回はかかるよ。』
スタッフ「こんなに悪い人、実際のところ治るのかな。」
院長『はっきり言ってあなたの腰は老化現象だよ。腰はストレートだし、長く座ってると体重が全て腰椎にかかっちゃうんだな。
股関節も老化現象を起こしてるし、15回で治ったら御の字じゃないかな。手術しないで必ず鍼で治るから。』と院長は何回も何回も説得して、とうとう昨日で12回目。
スタッフ「院長、ずいぶん歩き方も良くなって本人も痛みがだいぶ取れました。と言っています。」
『少しずつ椎骨の状態が良くなってるな。あと来週3回きたらだいぶ落ち着くでしょう。あとはメンテナンス。
普通は、この人大手術だよ。
手術をしないで治すということは、説明説得が大切なんだよ。』
患者さん自身も「どうして鍼で治るの?」
院長が、説明説得しても本人は納得いかない様子、でも院長は説明説得。
痛みが取れてくると本人も少し納得した様子。
昨日の治療で本人は全くの笑顔。
来週3回治療したら大丈夫でしょう。という言葉に
これでやっと前の健康な時の自分を取り戻せるという安堵なんでしょう。気分が良さそう。
院長が言うように、説明説得は本当に大事なこと。
私が教わっている鍼は、普通の鍼治療ではない。
どこに行っても治らない人を治す鍼だとやっと心から感じました。
