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【2025/07/24 06:40 】 |
新人4か月目
私は鍼灸学校を卒業して4ヶ月になります。
鍼灸学校の級友は色んな鍼灸院に勤めています。
今私の勤めている川井鍼灸院。
院長は病院で治らない人はなんでも引き受けます。
私の勤める川井鍼灸院は、手術をしたくない股関節症の人、椎間板ヘルニアの人。
そういう患者さんを院長は全て引き受けています。
治療金が普通のところより高いので、色んなところに行ってからきっと来られるのでしょう。
顔が曲がった顔面神経麻痺、耳が耳鼻咽喉科に行って「もう老化だからダメ」と言われたおばあちゃん。
院長の言う通り、20回で今は治り、全然関係ない私もいぐさで編んだ和草履をいただきました。
きっと相当嬉しかったのでしょう。
なにしろ、どこに行っても治らない人が訪れるのです。
そんな患者さんの私は助手に入って、院長が『この人は時間がかかるぞ。悪ければ悪いほど時間がかかるんだ。
鍼は魔法じゃない。』
しかし、どんな人が来ても、すごく困った顔をして途方にくれていると、こう断言します。
『20回くらいかかるけど必ず治す!』
私がある患者さんに「どうして院長は断言できるのでしょう。」
その患者さん、今がんのおじいちゃんも連れてきています。
『院長はね、自分を追い込んで、どんなことしても治してやる!それが川井鍼灸道なんだ。
だからこそ、私は癌になって途方に暮れて、あんな元気だったおじいちゃんがしょぼんとしてる。
それで川井院長に全てお任せしているんだよ。
院長はどんな病気とも戦って、どんなことをしても治すんだと日頃から前進あるのみ人間の身体は患者さんの、気持ち次第で治るようにできている。ただ時間がかかるんだよ。』と私に説明してくれました。
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【2020/08/05 16:13 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
つっこむ…
若い鍼灸師との雑談
鍼師免許とりたての鍼灸師35歳
「私はある研修会に週に1回出て、脈診の勉強をしています。生活費はファーストフードの店で時給でギリギリの生活をしています。
いつも脈を診ながら、鍼治療とは素晴らしいものだと感じています。」
Tさん28歳女性
「今は整骨院で鍼治療をしています。すべて任されているのですが、思うような結果が出ません。」
川井院長
『折角免許持ったんだから、鍼灸院に属した方が良いんじゃないかな?将来鍼師になってどんな患者さんでも助けたいと思うなら、鍼専門に越したことはないね。
折角免許をとったんだから、お金の余裕のある人は開業してみると色んな患者さんがくるもんだよ。脈で治るような患者さんも少々来るけど、開業するとどんな患者さんが来るかもわからない。
それを治さないと治療院はすぐ閉鎖。そしてこんなコロナの状態。勇気を持って自分で開業し、こっぴどくやっつけられると頭の中も心の中も正常になると思うよ。
失敗は成功のもと。治さなければ患者さんも来てくれないという正常な気持ちになれた時、初めて本物の鍼師に近づくんじゃないかな
そうすると患者さんに気配り心配り、あったかい人情が出来て、鍼師である前に人間として成長すると、それが積み重なって将来人が助けられる本物の鍼灸師になれると思うよ。
早く地に足付けた、理想ばかり追わない、絵にかいた餅は食えないと早く気が付いた方が良い人生が送れると思うが。』
「院長、生きるということはどういうことでしょうか?」
『・・・来た患者さんを治すことだよ』
【2020/08/05 16:12 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
長寿遺伝子
院長が時々「あなたのおばあちゃん、おじいちゃん、100歳くらいまで生きてるでしょ?」と患者さんに尋ねる。
今日の患者さんも、あんなに激痛で来て、病院では『腰の椎間板ヘルニアです。』
土曜日に来たときには「いやぁ昨日までは激痛だったんですけど今日はだいぶおさまっているんです。」
川井院長「痛いところはどこ?これ椎間板ヘルニアの症状じゃないぞ。股関節だぞ。何しろ来週もう1回らっしゃい。」
それが今日。
「今日2回目ですけど痛みが全然なくなっちゃったんです。」
「痛くないのによく来たね。」
「強いて言えば右の股関節が固い感じです。」
「じゃぁ今日はそれを治しておこう。」
院長の鍼はたったの1本。
「今どう?」
「全然硬さも何もなくなっちゃいました。」
「あなたのおじいちゃんおばあちゃんはやっぱり100歳くらいまで生きていたでしょう?
「100歳超えてました。」
「長寿遺伝子があなたにも伝わっているんだよ。あなたを見ているとすごい洗練された素晴らしい魂を感じるなぁ。
あなたのことを紹介してくれたKさん。
あの人は運勢がすごいなぁ。」
「僕の先輩です。私よりずっとすごい運勢なんです。」
「そうでしょ?12月にお店を売って、なんだか先を見通すような力を持っている人だね。
今は生活に余裕を持って暮らしているよね。ただ首が痛いのでうちに週1回は治療に来ているけど。」
いろんな患者さんをみるけど、人によって、体の中に流れている気、それとか何か魂を感じて、55年患者さんの体をみて、すごい思ってもみないような力を持っている人がいるんだなぁ。
【2020/08/05 16:03 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
『あ、ここなら安心だ』の徹底
患者さん「すごいカーテンが揺れてて風が吹き抜けてますけど、自然の風ですか?それとも扇風機でもつけてたり他の風ですか?」
院長「自然の風なんですよ。正面のドアを開け放して窓も開放して、換気扇をまわし空気清浄機も回しているから、なんだかこの風だけでも眠くなっちゃうでしょ?」
そよ風みたいな風が吹き抜け、お灸の香りが眠気を誘うんです。
音楽は流れ、ゆったりとした気持ちの中、院長の大きな声が響き渡る。
患者さん「院長はいつも元気ですね」
スタッフ「院長が元気じゃないと、こんな時でも日本中からどこに行っても治らない人が来てくれるから。簡単な人は来ませんよ。こんな時期よっぽど酷くなかったら患者さんの皆さんも来られませんよね。院長はどんな時でも真剣勝負です」
患者さん「こんな風通しの良い治療室もなかなか無いですよね。」
スタッフ「四方八方窓が全部開放されてますからね。夏の暑い時でも、クーラーもつけ窓も開けてるから、みんな患者さん『あ、ここなら安心だ』と思って来てくれるんじゃないでしょうか」
【2020/08/05 16:00 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
手術をしないで治すということは、説明説得が大切
「色んな治療院に行ってるんですが、痛みと痺れが取れないんです。」
病院に行ったら、腰椎の2番3番、3番4番にヘルニア、4番5番は脊柱管狭窄、5番と仙骨はヘルニアと言われたんです。
「うつ伏せになってください。」
「うつ伏せには痛くてなれません。」
「5分でいいから。」
やっとの思いでうつ伏せ。
『うつ伏せになれないということは、股関節も悪いということですよ。股関節もしっかり治療すると痛みもかなり取れるから。
しかし派手にいろんなところが悪いね。
これはどうしたって10回から20回はかかるよ。』
スタッフ「こんなに悪い人、実際のところ治るのかな。」
院長『はっきり言ってあなたの腰は老化現象だよ。腰はストレートだし、長く座ってると体重が全て腰椎にかかっちゃうんだな。
股関節も老化現象を起こしてるし、15回で治ったら御の字じゃないかな。手術しないで必ず鍼で治るから。』と院長は何回も何回も説得して、とうとう昨日で12回目。
スタッフ「院長、ずいぶん歩き方も良くなって本人も痛みがだいぶ取れました。と言っています。」
『少しずつ椎骨の状態が良くなってるな。あと来週3回きたらだいぶ落ち着くでしょう。あとはメンテナンス。
普通は、この人大手術だよ。
手術をしないで治すということは、説明説得が大切なんだよ。』
患者さん自身も「どうして鍼で治るの?」
院長が、説明説得しても本人は納得いかない様子、でも院長は説明説得。
痛みが取れてくると本人も少し納得した様子。
昨日の治療で本人は全くの笑顔。
来週3回治療したら大丈夫でしょう。という言葉に
これでやっと前の健康な時の自分を取り戻せるという安堵なんでしょう。気分が良さそう。
院長が言うように、説明説得は本当に大事なこと。
私が教わっている鍼は、普通の鍼治療ではない。
どこに行っても治らない人を治す鍼だとやっと心から感じました。
【2020/08/05 15:59 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
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