若い鍼灸師との雑談
鍼師免許とりたての鍼灸師35歳
「私はある研修会に週に1回出て、脈診の勉強をしています。生活費はファーストフードの店で時給でギリギリの生活をしています。
いつも脈を診ながら、鍼治療とは素晴らしいものだと感じています。」
Tさん28歳女性
「今は整骨院で鍼治療をしています。すべて任されているのですが、思うような結果が出ません。」
川井院長
『折角免許持ったんだから、鍼灸院に属した方が良いんじゃないかな?将来鍼師になってどんな患者さんでも助けたいと思うなら、鍼専門に越したことはないね。
折角免許をとったんだから、お金の余裕のある人は開業してみると色んな患者さんがくるもんだよ。脈で治るような患者さんも少々来るけど、開業するとどんな患者さんが来るかもわからない。
それを治さないと治療院はすぐ閉鎖。そしてこんなコロナの状態。勇気を持って自分で開業し、こっぴどくやっつけられると頭の中も心の中も正常になると思うよ。
失敗は成功のもと。治さなければ患者さんも来てくれないという正常な気持ちになれた時、初めて本物の鍼師に近づくんじゃないかな
そうすると患者さんに気配り心配り、あったかい人情が出来て、鍼師である前に人間として成長すると、それが積み重なって将来人が助けられる本物の鍼灸師になれると思うよ。
早く地に足付けた、理想ばかり追わない、絵にかいた餅は食えないと早く気が付いた方が良い人生が送れると思うが。』
「院長、生きるということはどういうことでしょうか?」
『・・・来た患者さんを治すことだよ』

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