首の椎間板ヘルニアで腕に激痛があり、仰向けでも寝れなかった患者さん。院長の言う通りに続けて通い、今は激痛はなくなって仰向けになった時と腕を上にあげた時に痺れが出る程度になった。
『あとは首の椎間板の柔軟性と持久力だね』
スタッフへの院長の指示が、今回は今までとはまた違う頸椎のポイント。
ヘルニアに対しての鍼の刺し方とは別に、ピンポイントに鍼を刺していく。
『これでバンザイしてみて。痺れはどう?』
「あれ!さっきまでビリビリ痺れが来てたのに、今は全く無いです!」
スタッフが院長に
「首の矯正の治療がどうしてこんなにしょっちゅう変わって、そして結果が出るんでしょうか?」
『今回はすごい首が縮んでいるイメージがあったんだよ。そのイメージと長年の積み重ねで、手がそのポイントに引っ張られるんだ』
院長はスタッフが問診をしているのを聞きながら、患者さんの辛い格好や動きをしてみたりしていつもイメージをしている。
そうしてとったピンポイントに鍼をすると、患者さんも驚いて笑ってしまうほどいい結果が出る。
ただ動きをイメージしただけではピンポイントには当たらない。患者さんの体がどうなっているのか、普段の生活がどうなのか、患者さんと一体になるということは本当に難しくて、改めて長年の積み重ねがきめ細やかなイメージに繋がっていくんだなと感じました。
