親しい若い鍼灸師の質問
「ずっと昔から人を治す事ばっかりを考えて積み重ねて、将来どこ行っても治せるような鍼師になるぞ。そんな感じで若い時もいたんですか??」
院長「20代〜30代前半までは悪い友達が2人いたなぁ。2人ともプレイボーイ。1人はヒモのような男。もう1人はケチくさいけど、2人も色男だから何故かモテる。
友達になりたくてなったわけじゃないんだけど、不良っぽい、ヤクザっぽいそんな人に何故か好かれるんだよなー。
私が呑みにいく所、食事に行く所、必ずいるんだよ、女の子を連れて。
こっちは生きるか死ぬか、毎日精一杯の生活。
向こうは同い年で華やか。10万円もするスーツを着て、1人はロールスロイスなんか乗っちゃって。なんでこの2人と私は縁があるのかなー。
どういうわけか私もお酒を呑むと人を笑わせる術を持っているんで、楽しかったんだろうなぁ。
でもこの人たちとの付き合いも30半ばまで。私とは波長が合わない。
私は20代、30代、40代人に左右されないで地に足をつけて生きて行く、というすごい信念があったものだからはっきり友達でも「君たちとは波長が合わない。私は自分の道を行く!!」今でもそんな感じで生きている。マイペース。こうと決めたら自分の道を進む。
今70代。何かが分かってきた。このまま生きてたら人ができなかった何かを見つけられるような気がする。
それとは裏腹に、今ワインを飲んでるから言うけどあの2人も70代に突入して口の悪い私が、若い時に「君たち歳をとったらヨダレでもたらして、フラフラして生きてるんじゃないのか?」
この2人、予測に当たらなくちゃいいけど…

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