東洋医学の書物をほとんど読み尽くしたと言う院長の鍼灸仲間のIさん。
「川井さん!若い頃からあなたは研修会にも出席せず、中国の素問とか霊枢などに興味も示さず、それなのにこの55年、日本中からも患者さんが来られ、そして誰もが知っている政財界の大物、芸能人、また海外からも紹介で来る。あなたは古典にのっとっていない鍼治療でよくいろんな患者さんを引き寄せていますね。」
「逆にあなたのこと言うと、書物ばっかり呼んで日本中の講演会へ行って、臨床を大事にしていると思えないが、もうお互いに70過ぎ、
私(川井)の場合はいつも言っていることだが、若い頃から治さないと生きていけないと言う発想。
例えば宮本武蔵は自己流で二刀流を編み出し、負けたら殺される、勝つ剣法を編み出し、二天流という新しい剣法を編み出し、
私の場合もこられた患者さんを必ず治す!と言う鍼治療を編み出した。
私の場合は研修会とか色んなとこに行かなかったが、日本中の優秀な治療院を訪ね、悩み苦しんで編み出した鍼治療なんだよ。
みんなそれぞれ違っていいんじゃないかな?
批判もせず、治すことにこだわって結果を出せば良い。
常識とはちょっと違う鍼治療をしているから、いろんなところで鍼治療受けた患者さんもびっくり、鍼の仲間もびっくりするような治療法。
この治療法をこの歳になってもどんどん進化させ、今でも、毎日少しずつ変わっている。
普通の人は、65歳、70歳になって余生で将棋や囲碁をさしてゆっくりするが、
私の仕事は死ぬまで追求。
死ぬまでにどれほどまでに進化するのか、それが楽しみですよ。」

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