「どこに行っても治らない患者さんを治す」とうたっている当院には色んな患者さんが来る。
「膝が腫れて歩くとき痛くてしょうがないんです。水もたまっちゃって。病院に行っても安静にしていましょうと」
なんとこの患者さん、20回くらい来てもらい打った鍼の数が115本。
この患者さんのご主人も頚椎捻挫で「肩甲骨が痛くて気持ち悪くて夜も眠れません」結局、2人とも完治して今は元気!ご主人が
「うちの妻、あんなに腫れていたのに今は正座している。鍼をすると自然治癒力が出て、手術しなくても治るんですね」
そんな中でこんな患者さんも来る。重症ばかりではない。21歳の女性。
「しゃがみ込むと膝がバキンッ!と凄い音がするんです。もう2ヶ月もそんな感じなんです」
院長、脈を診ながら“どうしようかな、痛いわけじゃないし音を治してほしい”。即、音を治す治療法はない。
膝の周りに温灸をし「1週間後にもう一度いらっしゃい」
その時院長が
『あなたは食事はどんな食事をしているの?朝は?』
「オレンジジュースと生野菜です」
『昼は?』
「果物と野菜ジュースです。果物が好きなのでバナナとか野菜サンドとか」
『原因は冷え。今の食生活を3分の1に減らして、温かいスープ又はお茶を飲んで来週来てみて』
今度もまた鍼ではなく温灸。膝の周りに丁寧に温灸をしながら
「しゃがみこんでみて」
バキッという音はなんと全く聞こえなくなった。治療も大事だが、日頃の食生活を指導しただけで、ほんのちょっとした治療で良くなるんです。
いろんな患者さんが訪れるものです。
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