「【治さなければ患者は来ない~縁と運~】という題名の本がありますが、正にという感じです。私も医療の仕事をしていて、川井院長の本を読んで表題から同感しました」
院長『治さないと生きていけないというのが実際なんですよ。』
「若い時からそんな感じで患者さんに当たっているのですか?」
『私は東洋鍼灸専門学校という学校で色んな同級生と仲良くなり、一緒に指圧マッサージから学生時代よりやっていました。同級生やほかの鍼灸師たちとのお付き合いのなかで、皆が脈をとりあって何かわかったような顔して年月を重ねているところを見て、鍼治療とは夢物語ではない。どんな患者さんが来ても治さなければ患者は来ないし、生きていけないという必死さが仲間と治療法がどんどん変わっていきました。私(院長)は性格なのでしょう、なかなか治らないと考えこみ、夜寝てる時の夢が鍼治療なのです。30年前くらいの話ですが、ある有名女優のKさんを治療していたのですが、完璧に治療はしたのですが痛みが取れなく
「もう一度明日治療においでください。いつもと体の状態が違うようです」
と説明し、その日の夜私(院長)は夢の中でもう一回治療をし直していました。ちょうど昔の時刻で言うと、夜中の寅の刻。私はふっとその時間に目を覚まし、『あぁここが悪かったんだ。』そしてそのまま寝て次の日の朝11時にその女優さんがおいでになりました。
「川井先生、昨日なんだか夜中に目が覚めたら腰が凄く楽になったんです!」
『何時くらいですか?』
全くその時間は寅の刻、同じでした。私も思わず患者さんに
『へぇ!不思議なこともあるもんだ。』
何かいつも気になったり、どうして治らないのかと思うと、夢の中でいつも治療しています。
治さなければ、治さなければいけない!いつの間にかそんな生き方になった。そうすると不思議なことって起きるものなんだな、と今でもそんな不思議なことを時々感じています。』
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