「大晦日、院長は何か思い出に残ってる事はありますか?」
「大晦日、ちょうど二十歳の頃、往診治療へ行き、新年を患者さんの家で迎えていた。患者さんの背中を押しながら除夜の鐘を聴きそれが終わってからもう1軒か2軒往診の予約に行き、朝3時くらいに家に帰りインスタントラーメン。
28歳の時、なんと苗場スキー場のホテルで紅白歌合戦を聴きながら患者さんの背中を指圧していた。
20代は色々あった。
30代になって鍼専門になり、やっと自宅で除夜の鐘を聴きながら新年を迎えるようになった。
その頃、やー、今年1年精一杯やってきたな。除夜の鐘を聴きながらお酒を一杯。
今年、そして20代の頃を思い出しながら、少し人間らしい生活ができるようになったかな?
大晦日はその年、そして長い年月を振り返るののにあの除夜の鐘が非常に心に響く。思い出が走馬灯のように浮かんでくる。
大晦日は私にとって格別の日だったなぁと感じるよ。」

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