60代女性。足を引きずりながら診療ベッドの上に仰向けに横たわる。
ずいぶん膝の内側、膝小僧が腫れていて重症。痛々しそう。こんなに腫れて重症な膝治るのかなとスタッフ。
院長は腫れていない部分をスタッフに印を付けさせ、なんと打った鍼の数115本。そのまま患者さんに鍼を打ったまま歩いてもらう。
『膝の内側痛いですか?膝小僧痛いですか?』
「鍼が痛くてわかりません」
『我慢できますか?』
「大丈夫です」
なんとこの治療を繰り返し続け、腫れがすっかり消えて「今はすごく楽になりました!」とのこと。
スタッフ“すごい鍼の数ですよ。それだけ打たないとやっぱり治らないんだな。病院でどこに行っても治らない人ばかり多いので院長はこんな治療法を考え出したんだろうな”
その後2か月経ち、ご主人が後ろ向きに転んで首を捻じってから手が痺れて、病院に行っていたんだが治らないという。
『ところで奥様の膝のほうはどうですか?』
「すごいですね、自然治癒力というものは。鍼を打っていただいて今は正座もしていますよ!」
『ご主人の頸椎はヘルニアなどMRIでありましたか?』
「ヘルニアはないのですが、色々治療を施していたのですが、横になって寝ることが困難で手が痺れているんです」
そして首を左側に傾けると手が痛くなり、肩甲骨も痛いという。
そんな患者さんにおもむろに院長が小さい鍼を頸椎の脇に20本。
鍼を刺して動かすこと3分。今は痺れもなく首を傾けても痛くないとのこと。
毎日このような患者さんが来られています。鍼を刺して動かす。院長はいつも鍼と骨格筋・靭帯・腱がもみ合って、骨は活性し関節は活性し、少しの痛みは伴うが手術しないで治るのだと、この治療法を54年もやっています。

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