免許とりたての鍼灸師との会話「私は色んな鍼灸に関係する本をたくさん読んだり、研修会に行っています。」
川井院長「それで何か感じた事は?」
「東洋医学、鍼治療の素晴らしさをすごく感じています。」
「具体的にこういう患者さんを治したいとかいうものは持っていないの?
例えば、ごく近所のおばあちゃんが『膝が痛くて病院に行っているけどなかなか治らない。』『ぎっくり腰で病院に行ったけど、ただ薬をくれるだけ。』
首腰の椎間板ヘルニアになって手足がしびれているけど病院に行ったらやっぱり薬をくれるだけで『もっと酷くなったら手術をしましょう。』
こんな人が多いんだよね。
私がハリ免許を取得した時は、患者さんでこういう人ばっかりきたので、具体的にすごく悩んでいたけどね。
漠然と研修会に行ったり、本を読んでもあまり役に立たないんじゃないの?
突発性難聴はどうやって治すんだろう、五十肩はどうやって治すんだろう、こういう風に具体的な悩みがないと開業しても2〜3年で治療院を閉めている人が多いよ。
具体的に、このぎっくり腰、どうやって治すんだろうか?苦しみ悩み、その方法がわかると、私の若い頃は凄く嬉しかったけどなぁ。
今、色んな若い人に会っているけど、すごく悩んだり、すごく感動したりすることが少ないように思う。
もっと具体的に、これはどうして治すんだろうか?と悩むべきだと思うけど。
そしたらすばらしい技術に出会うと、感動できるから。それが血となり肉となるんじゃないかな。」

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