若い鍼灸師からの質問
「院長の独創的な鍼プラクティックができるまでの経緯を教えて下さい。」
「20代半ば、行きつけのおばあちゃん1人でやっている割烹に鍼の同級生5〜6人で行った時の話。同級生の1人が「おばあちゃん僕はうちの妻と2人で苦労して30で鍼専門院をやっているんです。」彼はその当時から鍼専門で患者さんが沢山来ていた。同級生の中で一番流行っていた。そのおばあちゃんが「2人で頑張るなんてのは、苦労に入んないわよ!川井さんなんか1人で頑張ってるのよ。爪の垢でも煎じて飲みなさい」
いやぁ訳が分かんないけど俺のシンパなんだなぁ。常におばあちゃんは俺の味方なんだなぁ、と感じながら、そのおばあちゃんも今はいない。
開業するときに「これを使って!」って開業資金を貸してもらったなー。
そしてその同級生とも親交が続いて今月末も会食します。
脈をとって経絡の調整を行う古典は、いつもうちの院長は大事にしている。しかし、時代が変わると食べ物も変わるし仕事の内容も変わる。川井院長の鍼は時代と共に変化し、手で矯正するカイロプラクティックや整体ではなく、鍼できめ細かく頚椎・腰椎を矯正する新しい鍼プラクティックが誕生した。どんどん患者さんの病気も変わってくる。
患者さんによって自分が変わっていくし進化していく。頭も心も柔軟性が必要じゃないかな。人口の4パーセントしか鍼をやったことがないというこの現実。整形的な病気でも、難病でも病院でもお手上げなものも治していかないと生きてはいけないんじゃないかな?と若い鍼灸師に答えていた。
治療室に飾ってある院長が一番大事な絵。
この絵を院長は見た瞬間にすぐ購入したという。
誰でもわかる有名な人の絵であります。

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