「膝の奥が階段を降りるときに急にすごく痛くて、しゃがみ込みもできなくなっちゃいました。」
「冷たいものでも飲んだの?中の靭帯が硬くなってるよ!冷房のせいかな。」
「今までは、歩くときに足の甲が痛くて、それをいつも治療してもらっていて、やっと楽になってきたと思ったら今度は膝です。」
いつもなら、スタッフに膝の内側が痛い場合はここ!膝の裏側が痛い場合はここ!と膝治療のパターンを指示するが、この患者さん、膝小僧の中が痛いと言う。
「これは難しいぞ。」と院長。
院長は階段の上り下り、しゃがみ込みを想像しているのだろう。
目をつぶって患者さんを仰向けに寝かせ、膝のちょっと上の太ももの外側に何回も何回も手が当たる。
「2カ所のポイントに8回ずつ手が当たりました。」とスタッフ。
「この膝意外と重症だよ。ここに鍼を10本ずつ打ちなさい。この患者さん、痛みに強いからちょっと我慢して運動すると痛みが取れて爽やかに帰れるよ!」
患者さん「院長が手で何回も何回もポイントを取ってるからもう鍼が刺さっているのかなーと思ったら、手だったんですね。」
院長が取ったポイントにスタッフが鍼を刺していく。
鍼を刺して運動した後、様子をみると、院長の言う通り「痛かったけど、凄く楽になりました!」と患者さん。
今まで膝が痛い時はここにこうやって打ちなさい、その基本治療が崩れてきて、スタッフも容易ではない。
院長「どんどん、どんどん股関節でも膝でも悪い人がやってくるから進化、進化!
満足せず納得せず有頂天にならず気持ちを引き締めてやっていきましょう。」

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