今日の院長は怒っている。スタッフの問診が雑。
「Aさん何か調子悪そうだよ?何かの時は私(院長)に相談しなさい。」
その患者さんに声をかける「どうですか?」
「スタッフの方に良くしてもらったのですが、昨日マッサージに行ってから何か調子が悪いんです。」
「もう一度首をみてみましょう。」院長は入念に悪いところを探し再治療。
もう1人の患者さんのBさんがスタッフが問診して院長に報告する。
スタッフ「この間治療終わった後すぐに体調が悪くなったと患者さんが言っています」
院長、患者さんの元へ行き再問診。今日で3回目の治療。
「一番最初来た時はどうだったんですか?」
「2日くらい持ってすごく楽だったんです。今日3回目の治療、第一回目みたいに楽になっていません」
もう一度院長が診断し直し。少し太めの鍼を使うように指示。院長、スタッフに「患者さんはどこに行っても治らないから高いお金を払って当院に来られる。少々痛くても治れば良いという気持ちで来ていらっしゃる」
その治療のあと、2人に患者さんは満面の笑顔で帰るが、患者さんが帰った後お掃除で来ている鍼灸学生も含めてミーティングに入る。
鍼灸学生に「問診ってすごく大事だからちょっと話を聞いてね」
この間治療が忙しく1人のいかつい男性患者さんが「どうしてこんなに長く寝かせてばっかりいるんだ!帰る!」女性スタッフは慌てて患者さんに気を鎮めるよう促す。たった1人の男性スタッフ、女性スタッフを助けもせず知らん顔。VIP室の院長の元にもう1人の女性スタッフが行き「怒って患者さんが帰ると言っておられますが…」
「帰りたい人は帰せ!ただ一言言って欲しいことがある。今日はその患者さんの首をぜひ入念に私が診察したかったので少々お待ちいただけないでしょうか?」とのこと。
3分後院長が凄い勢いで現れる。
「やーお待たせお待たせ!すぐ座って」頚椎の診察に入る。1〜2分で診察を終え、院長はポイントに印をつけVIP室に戻る。10分後院長はVIP室の治療終了。その患者さんに「笑顔が出て来たねぇ!今日はデートでもする元気でも出たんじゃないの?」
患者さんを笑わせ、患者さんの気を鎮め、クラシックの指揮者の様にスタッフ、患者さんに対して指揮棒を振っています。
勇気のない説明も出来ない古くから居る男性スタッフに大目玉。その話を怖がって聞いて居ると思っていた鍼灸学生、満面の笑顔。
「あなたも色々苦労して居るからね。私(院長)の深い気持ちがわかるよね。」
少しミーティングは長引いたが院長は退散。
女性スタッフ院長を追いかけ
「鍼灸学生さんが泣いているんです。感動したと言っているんです。」
院長「あぁ、怖い先生と言ってやめるのかなと思っていたらこういう子もまだ居るのか。」この子は花一輪を時々持って治療室の花瓶に挿してくれています。私(院長)は鍼術は技術に間違いはないと思うが、深い人情がないと治せないと常々言っています。

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