「病院に行ってもなかなか目眩が治らなくて、昨日はこんな時勢でウイルス騒ぎ。有名な大学教授に予約が入っていたんですが、キャンセルして今日はこちらに来ました。」
『どうして今日は私のところは断らないでいらっしゃったんですか?』
「ここに来てからほとんど目眩が治ったので、理屈抜きに私は治していただければ来るんです。立派な理屈を言っても、治らなければ患者としては行きません」
川井院長、そんな患者さんの声が一日中耳に残り、患者さんにとってどんな理屈より治してもらう事だ。こんな時勢でも大きな病院、小さな鍼灸院に限らず信用出来るところは来てくれるんだ。
鍼灸学校が経営が行き詰まって辞めている現状。鍼灸専門の治療室もコロナウイルスの影響でキャンセルの多い中、理屈抜きに治せば患者さんは来てくれる。
そして病院で治らないものが鍼で救えるという評判がどんどん広まれば、また鍼灸学校も希望に膨らんだ鍼灸師になりたいという若者が増えるでしょう。

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