日本に20年以上いるというイタリア人。太っていてよく足腰を痛めて来られる。
「今日はどこ痛めたの?」
足のスネの下が痛くて。何か腰の方もきてるみたい。」
「あなたは、イタリアンの食べ過ぎじゃないの?」
「私みたいな大きい人を治療するの、院長は大変でしょう?」
「何キロ?」
「100キロ」
「今治療したお相撲さんは170キロだから、あなたが小さく見えるよ。」
「初めて言われたよ、小さく見えるなんて。嬉しい!」
なんだか明るいイタリア人。
「あなたは我慢強いからちょっと酷いけど、3回で治しましょう。これは普通の人なら5回はかかるけどね。あなたは明るいし積極性があるからね。」
それにしてもこのイタリア人、日本語が上手。
私のジョークを日本語で面白く返し、こんな患者さんは大笑いしながら治療できる。
まず体の大きい人はツボを取るのが大変。
何しろ私の治療は、うつ伏せにさせといて、太ももの前面のツボを取る。手で持ち上げながらツボを取るから相当気合を入れないと。
しかし中々このツボは普通の人には取れないと思うよ。
常に新しいツボを発見している。
私が見つけた首のツボは究極の自律神経調整のツボだ。
ここは力はいらない。ここのツボはたった1本で勝負する。
時々写真で紹介しているが、きっとわからないだろう。ウチのスタッフに手取り足取り教えてもわからないツボなんだ。
「鍼治療とは、しっかりしたツボが取れると、自律神経も股関節も、腰椎も緩むものだ!」と院長はスタッフにいつも言っています。

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