日本語が全然話せないアゼルバイジャンから来た若者。
「道路で歩いていて滑って、それから左の首が痛くなり、2年色んなところに行ったけど治らない」
当院をネットで調べて来られる。鍼は初めてとのこと。
日本語がわからないため、貧血でも起きたら大変だなぁと思いながら“貧血”の英語を調べて見せ
『Please tell me if you feel sick』(気分が悪いときは教えてください)
1本、気をつけながら鍼を刺し、『あ、この人大丈夫だ。意外としっかりしている』
どんどん思いきって慣れた患者さんと同じように鍼を刺す。
終わったあと、すごいにこやかな顔。凄くいま楽だ、と親指を立てて
「Feeling good!!」
と言って帰る。
鍼がfirst timeで日本語が喋れないと、もし貧血でも起きるとなかなか大変なもんなんです。
地球も狭くなった。色んな人がネットでやってくる。

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