土曜日院長が、スタッフ全員を集めて怒りを爆発。
何しろプロフェッショナルとしての自覚がない。土曜日だから普通の日よりもこんなコロナの中で、少し患者さんがたくさん来られ
「うっかりするな、油断するな」と院長がスタッフにいつも言っているのに、常連の患者さんが、ついうっかりマスクをせずに仰向けで寝ているのに、患者さんにマスクの着用を促さずに一生懸命話している。
そこを少し覗いた院長は怒り心頭。
「どうして油断するんだ、こんな時期に!」
すぐうがいと顔洗いをさせる。
脳梗塞でこられている別の患者さん。
左足と左腕の具合が悪い。
こういう特に悪い患者さんには院長は熱が入る。
こういう患者さんに対しスタッフは熱の入っていない問診。そして院長の考え方、治療法をきちんと伝えられないスタッフに「なんで心が入らないんだ!
こんなコロナの時期に患者さんが来てくれる。そしてスタッフ全員に院長のハート、治療を伝えねば!と言う心がない。
ただ心が壊れたロボットみたいに棒読みのしゃべり。
真面目できちんと毎日を生きているのだが何かが足りない。
情熱、ハートなんだよな。患者さんに対する思いが弱い。なんで鍼治療の仕事を選んだ?違う仕事のほうがいいんじゃないのかな。まぁ鍼師には向いてないな。
どっちかといったら指圧とかマッサージの方がいいんじゃないのかな。」
呆れた院長は「いつもしょっちゅう言っているんだがどうして気が抜けるのかな。
油断をするな。心を入れろ。」
一番しっかりしている子は今お産で休んでいるから、やっぱりスタッフにしっかりした子がいないと院長がしょっちゅう怒っても治療室がしまらなくなる。
「一人一人がプロフェッショナルの自覚を持ってほしい!」と院長の大きな声が治療室に鳴り響いた。
