2006年10月26日付の新聞紙フィガロに掲載された村上隆氏と川井院長の鍼と芸術のコラボレーションの記事です
どうぞご覧ください
(フィガロ日本語訳)
緩めのシャツと若者用の白いバスケットシューズという出で立ちのスター画家、村上隆(44)は(彼の有名な作品である) ラグジュアリー・ブランドのルイヴィトンのバッグと同じように Palazzo Grassの入り口を飾った。
奥ゆかしさと独創性の入り交じった東京出身の日本人(村上)は、マレー地区に鍼灸師のカワイ・ケンドウ氏同伴でやってきた。数千年の歴史を持つこの治療法から着想を受けた絵画展"The Pressure Point of Painting"(12月23日まで開催)を開催するためだ。あたかもパリとマイアミに拠点を持つ画廊であるかのように、日本人の女性通訳がアメリカ英語に翻訳している。この尊敬を集める画家の言葉を前に、その場は敬意に満ちた静けさに満たされた。
「僕は今あまりコンセプチュアルじゃないかもしれないね」。村上はあらゆる技法を含んだ巨大な三面画の前で語る。「最近興味があるのは物質(訳者注:インクや絵の具のことと思われる)そのものなんだよ。扱い方によって様々な違った表情を見せる絵の具にね。パソコンで色彩のコントラストを決め、カンバスに色を塗り重ね、人々の注意と視線を予想していなかった方向に導くんだ。まるで鍼灸師が身体のエネルギーを一点に集めるようにね」
展示会場の別の一角ではケンドウ氏が100本近い鍼を腰のくぼみに刺しながら、芸術家の神業とは何かを実演していた。

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