「1ヶ月前から上着を着るときに肩が痛くて、病院へ行ったら五十肩だと言われました。鍼は初めてなのですごく緊張しています。」
院長「腕とか肩には鍼は打たないよ。」
院長は首の鍼1本で治そうと凄い形相で、首のポイントを見ると頚椎4番、5番の2〜3センチ横の所。
院長は鍼の角度を変えながら1本だけの鍼にこだわっている様子。
5分たち、10分たち「まだ肩のここが痛いです。」
院長またまた角度を変えて「今度はこれで決まると思うよ。」
患者さん、ドッと汗びっしょり。体が温まってきたという。
「はい、手を挙げて!洋服を着るマネをして。」
「痛くない!!」
スタッフ「どうして1本の鍼で上腕と肩の痛みがとれるんですか?」
「頚椎4番5番のつまりが1ミリゆるむと、上腕の血流が良くなって筋肉がやわらかくなるんだよ。」
結果として痛みがとれるのだから長い臨床の経験というものは理屈を超えたものがあるんだな、と感じました。

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