ある大学病院に8年通っているパーキンソン病の患者さん。1年前に来られた時は
「震えはともかく、指先がガラスの破片に押し付けられたような痛み、肩はもっと痛いんです。いかなる痛み止めを飲んでもダメなんです。地獄です!」
『震えは気にならないの?』
「震えより痛みをとって欲しいんです!」
当院は病院で治らない、ありとあらゆる患者さんが来る。どこへ行っても治らないというと院長は燃える。
1年経過し、今は嘘のように痛みがとれて満面の笑顔!
前はなんと診療ベッドに座ることも痛くて重症中の重症。でも引き受けて1年ちょっと、満面の笑顔。
『健康体に近くなるにはあと2年はかかるよ。長い道のりですよ』
全ての病気が一部をおいては著しい交感神経の緊張だね。
著しい交感神経の緊張は薬ではどうにもならない。こんな時に鍼の出番。
少しは患者さんのお役に立ててるのかな、と涼しくなったこの季節、鍼師になってよかった。
どうにか若者の素直な鍼師に、この技術を伝えたいものだ。

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